2022年8月26日金曜日

精霊送り

8月15日の塩原地区「精霊送り」の様子です。

今年は、夜間照明を従来の発電機による照明設備をやめて、LEDランプによる照明方式に全面的に取り換えました。写真の通り、照度の確保も十分でまさに「精霊」が付近を漂うが如く、幻想的な雰囲気を醸す出すことができました。

設置と後片付けの所要時間も大幅に短縮され、今後も他の行事への活用を含め検討していきたいと思います。

 一つ戸惑ったのは、CDプレイヤー(読経の録音CDを回すため)電源に大量の電池を必要としたことで、便利さのアンバランスも感じました。


                            【りぼん公園仮設斎場】

                      塩原リボン会  R4.8.21 帆足順一

2022年8月3日水曜日

男女共同参画と避難所運営

 7月17日(日)10時30分~12時 男女共同参画協議会主催 帆足裕子会長による、自治協や男女共同参画協議会委員さんを対象とした、研修会が行われました。

講師には、山本 一先生(福岡市男女共同参画推進サポーター)をお招きし、男女共同参画と避難所運営についてお話をしていただきました。

まず最初に、本来なら「男女共同参画」を意識しなくてもいいし、こういう言葉が生れること自体がおかしなことと言われ、とても共感しました。

防災と絡めると、とても分かりやすく考えることができるそうです。

東日本大震災では、女性が男性の2倍鬱になる方が多かったそうです。

避難所で平等に過ごせるようにするたのポイントを教えていただきます。

まずポイント①は、「避難所のレイアウト

ポイント②は、「避難所の運営・管理

ポイント③は「避難所でのルール」です。

レイアウトで考えることは、着替え、洗濯物を干す、トイレなどの場所です。

女性の場所は、特に配慮が必要になります。

最近は、女性専用通路や相談室なども作られるそうです。

ベビールームも男性更衣室の近くに置かれ、お父さんも遊んだりお世話がしやすいように考えられるそうです。


実際のレイアウトを見ながら、5班に分かれて話し合いました。
トイレが5基配置されたとして、どのような割合で使用するかという話し合いでは、すべての班が、女性3基、男性12期、共同1期となりました。
これには理由があるそうで、トイレの所要時間が、女性の方が男性の3倍の時間がかかるそうです。

運営について、更衣室や物干しの場所についても話し合いました。
 ○更衣室について
  建物の隅で男女を離す。
  鍵をつける。
  介助が必要な方もいらっしゃるので、多目的に使える場所も必要など
 ○物干しについて
  日当たりが良く、人目につかない場所
  目隠しを作るなど
 実際に、下着が盗まれるなどあるそうで、体育館の場合には、2階に女性の物干し場所を作るそうです。

避難所運営委員会を立ち上げよう!」ということで、12人のカードにその方の年齢や職業、得意な事などが書いてあるので、それをもとに、避難所運営リーダー、施設管理者、資機材・物資班、食料・炊き出し班、衛生・保健班に分けていきます。

リーダーは、できれば男女各1名が良く、他の班は、男女関係なくその人の持っている能力を適材適所に振り分け活躍できるように周りの人が配慮することが大事です。


参加」とは、その場所にいるということ!
参画」とは、きちんと自分の意見を言うこと!
男女問わず、みんなで力を合わせまちを作っていくことが必要です。
災害に強いまちは、普段から人が暮らしやすいまちだそうです。

最後は、男女共同参画協議会 帆足裕子会長よりお礼の言葉で終了しました。

今までの防災の講演会と違い、分かりやすく、いつもとは違う視点から考えることができました。
男女共同参画は、女性だけの問題ではなく、男性の問題でもあります。
校区の男女共同参画協議会の委員さんに、男性の委員さんにもぜひ参画していただきたいですね。