2月5日(土)14時から、第2回目の終活のススメが開催されました。
今回は、『生前整理と断捨離』というテーマで、NPO法人孤立防止センター 理事長 速水靖夫さんをお招きしました。
今回も前回同様40名近い参加者の方が来られました。孤立防止センターには、「見守りダイヤル」というのがあり、いろんな企業の協力があるそうです。
例えば、新聞や郵便物がたまっている。
電気のメーターは回っているのに、声をかけても何日も返事がないなど。
このようなときに、企業より孤立防止センターに連絡が入ります。
具体例を、お話してくださいました。生き生き包括センターより連絡をもらい連絡がとれず郵便物がたまってきている方の訪問をしました。
大きな声で話しかけたところ、「はーい」と返事はあるけど、「顔を見せてください。」と言っても玄関先には出てこられない。おかしいと思い、上の階から入らせていただいたところ、意識はあるけど動けず倒れておられたそうです。
このような症例は女性に多く、2.3日動けなくて失禁等で汚れていたりすると、SOSを出せなくなるとの事。
命より大事なものはないので、「助けて!!」と声に出して言うことが大事です。
やましたひでこさんが提唱されたそうです。
断 … 入ってくる不明なものを断つ
捨 … 不要なものを捨てる。
離 … 物の執着から離れる。
このような意味があるそうです。
ちなみに最近はやりの「旦捨離」は…
旦 … 定年後の旦那。
捨 … 毎日一緒に過ごすのは嫌だから捨てる。
離 … 一人で気楽に過ごしたいから離れる。
「わかる~」という方が、たくさんいらっしゃるかも…💦
老前整理(老楽支度)・生前整理・遺品整理の違いについて、ご説明いただきました。
遺品整理にはとてもお金がかかります。洋服、食器、台所用品、布団などなど…物が多いほど、処分するのにお金がかかります。
地震などで、棚の上に置いているものが落ちてきたり、床に置いているものにつまずいて転倒したりします。
たった一度の転倒が、高齢者の生活の歯車を狂わせます。
一度転倒をすると次の年に転倒する割合が、65歳以上の方では2.3割増えるそうです。
また、転倒後の不安から、活動が低下してしまうそうです。
人を呼べるような家にする。⇨ 生活環境を変える。⇨ 人との関わり合いができる。⇨ 助けてほしいときにSOSが言える。
ほがらかに楽しく、自分らしく老後を過ごしましょう。
まずは、少しずつでも始めましょう。
いつから始めますか? 「今でしょう!」
これで、第2回目の終活のススメが終了しました。
次は、第3回目は、2月19日(土)『相続・遺言・資産整理と成年後見』講師に、江島・猪之鼻司法書士事務所 司法書士 猪之鼻久美子さんをお招きします。