2022年11月30日水曜日

魅惑の薫り☕

11月17日(木)13時から 公民館主催 健康推進委員会共催で「珈琲を知る」講座が開催されました。
講師には、珈琲工房アロマビーンズ 中島由紀雄さん 育子さんをお招きしました。
今回初めての講座ですが、定員20名があっという間にうまってしまいました。

まずは、「コーヒーについて知ろう」です。
コーヒーの木や豆についてお話をしていただきました。
豆の生産国は、1位ブラジル 2位ベトナムで全世界の51.1%を占めているそうです。

産地でコーヒーの特徴も違います。

 キリマンジャロは、生産国がタンザニアで強い酸味とコク、甘い香り

 ブルーマウンテンは、生産国がジャマイカで調和のとれた味わい コーヒーの王様と称される。

 モカは、生産国がイエメンとエチオピアでフルーツのような酸味と甘み。

 他にブラジル、グアテマラ、コロンビア、コナ、マンデリンなど教えていただきました。

豆の焙煎度も、浅くてより酸味が強い方から、ライトロースト、シナモンロースト、ミディアムロースト、ハイロースト、シティロースト、フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンローストに分かれます。

日本での主流は、ハイロースト(中煎り)・シティロースト(中深煎り)だそうです。


いよいよ、ハンドドリップでコーヒーを淹れていただきます。☕

今回は、「イルガチャフェG1コチャレ(エチオピア産)」(フルーティで爽やかな酸味)と「セレベス アラビカ(インドネシア産)」香りがやさしく酸味も強くなく飲みやすい)です。
焙煎した豆を持ってきてくださいました。
まず、カリタ製のホッパーを使い豆を挽きます。

ドリッパーは、穴が一つのハリオ式を使います。
(他にメリタ式(穴が1つ)・カリタ式(穴が3つ)があります。)
ペーパーフィルターは、円すい形の物を使用します。
カップ数分のコーヒー粉(目安はハリオ式の場合1杯12g)をペーパーフィルターにセットします。
お湯の温度は、92度が適温で、沸騰させてからコーヒーポットに移したら適温になるそうです。
粉を平らに入れ、お湯を真ん中から円を描くように入れます。
30秒程度蒸らします。再度、中心から外側に円を描くようにお湯を注ぎます。
粉がきれいに膨らみます。(焙煎後、時間がたつときれいに膨らまないそうです。)
これを必要量まで繰り返します。
サーバーにカップ数分のコーヒーが溜まったら、すぐにドリッパーを外して完成です。
残りはもったいないと思わずに、ドリッパーを外すのがポイント!
中島さんが4テーブルを順番に回り、コーヒーを淹れて下さいました。
2種類のコーヒーを淹れていただき飲み比べをしました。
いい香りが公民館中に漂っていました☕

最近少しづつ話題になっている「カフェインレスコーヒー」についてのお話です。
コーヒー生豆に含まれるカフェインを90%以上除去したコーヒーです。
作り方は、水を用いる方法と二酸化炭素を用いる方法が日本では主に流通しています。
二酸化炭素中手法にてデカフェされたコーヒーのカフェイン残留率は、0.1%以下です。デカフェを飲んでいただきたい方は、カフェイン摂取を気にしている妊娠中や授乳中の方、子どもさん(ミルクたっぷりカフェオレがお勧め)、カフェインに敏感な方(眠れなくなる、トイレが近くなるなど)などなど

コーヒーの保存方法についてです。
   鮮度を保つための注意点!!
    ①酸素に触れる量を減らす。
    ②紫外線や日光・光から守る(伝統の光にも弱いです。)
    ③高温を避ける。
    ④多湿を避け、温度を一定に保つ

常温で保存できるのは未開封の場合のみで、冷蔵庫での保存は、匂い移りに注意です。
冷凍庫での保存が一番お勧め!!

コーヒーを開封したら、粉の状態で焙煎日より2週間程度、豆のままなら30日程度で飲み切るように心がけましょう!!

コーヒーの4大健康成分です。
1日のコーヒーを飲む量は、3~4杯が適正です。
カフェイン、ポリフェノールの一種のクロロゲン酸(浅煎りのみ)、ニコチン酸(深煎りのみ)、NMP(深煎りのみ)があり、抗酸化作用や動脈硬化予防、リラックスできる効果があります。


最後に「質問コーナー」です。
 豆を挽くのに手動と電動と味が違う?
 フィルターは、紙、布、フィルターを使わないものがあるけど、その違いは?
それぞれの器具で、良いところ悪いところとあり、味は、確かに違うそうですが、そんなに神経質にならなくてもよいとの事でした。
コーヒーは、奥が深いですね~
最後に皆さんで記念撮影です📸