1、今回は大きな被害もなく避難所開設を体験したという点では「不幸中の幸い」だったと言える。この経験を、マニュアルの充実や今後の取り組みに生かして行かなければならない
2、初めての経験ではあったが、校区としての対応や行動に大きな問題は生じなかった。その背景には気象庁の予測や行政の避難所開設判断の速さが一つの要因になった。
3、一方、内部的には過去2回の防災訓練で実施した「校区災害対策本部立ち上げ訓練」や、日常的な自治連合会(自治会長)の取り組みが功を奏する要因と言っても過言ではない。
夏祭りや運動会……何気ない地域の結びつきが災害では大きな力を発揮することを再確認した。
4、今回の避難所開設が上手くいったとはいえ、手放しで喜ぶことはできない。突然襲ってくる地震や想像がつかない豪雨では、今回の対応が全く通用しないことを肝に銘じておかなければならない。避難所運営WSで作ったマニュアルの充実と、それに基づく訓練がこれからの課題になってくる。
自主防災組織 会長 川添繁美